コト・コト

ASD&ADHD&マルトリートメント&不安障害の自分史。事(コト)と意(ココロ)と言(コト)。

ノイズキャンセリング

それはいつものように中途覚醒をしたときのことでした。

深夜0時ころだったと思います。

その日は特につよい副作用もなく眠っていたのですが、目覚めたときにある異変を感じました。

自動車や二輪車の走る音がやけにこもっているなと。

近くに幹線道路が走っていることもあり、この時間帯でも走り抜けることがあるのです。

走行音が今夜は妙に静かだ…。

もしかして、薬の副作用で耳が遠くなったのではないか?と疑いました。

いろいろと調べてみると、ストラテラ発達障害の聴覚過敏への効果が期待できることがある、と出てきました
(悪化する、という情報もあり、効果は人それぞれなんだと思います)。

今までの音とはまるで違う。

ざっくりと表現するならば、

ブガガガ・・・という自動車の音が空気を切るようなシューというような音に、

また、

グゴゴゴゴ・・・というトラックの音も、つよい風が吹きつけるビュービューというような音に、

それぞれ変わっていました。

どちらも金属が擦れ合うような高音域のノイズや音量が軽減した印象です。

うっすらとノイズキャンセリングされたような感じでしょうか。

これまで当たり前に感じていた世界が、実はそうではなかったのかも知れない。

これが自分の発達障害を自覚した最初の出来事でした。